看護師 ICLS研修

ICLS研修

 

研修内容

 

成人BLSとAED を使用した、心肺蘇生法の実施(DVD鑑賞後実践)

 

BLSとシナリオセッション

 

エアウェイ、気管内チューブによる高度気道確保の実施

 

モニター付き助細動機を使用した、電気ショック適応となる心電図波形の評価と電気ショックの実践

 

上記を総合した、シナリオに基づく急変時の対応実施

 

 

評価

 

今回、ICLSの研修のなかでBLS 、ALSをより有効にするため基礎から学ぶことができた。
臨床での急変時場面を用いてのシナリオセッションを行い、現場の緊張感やその状況での
責任感を感じながら、今すべきことを迅速に察知し優先度をつけていくことの大切さを学んだ。

 

シナリオセッションでは、リーダー役も経験し、チームメンバーが動きやすいよう指示することや
落ち着いて周りを見渡し不足していることを迅速に察知し、また患者の情報収集では欠かせない
カルテや家族への連絡、Drへの報告、応援要請などリーダーとしてしなければならないことが理解できた。

 

私は看護師二年目としてリーダーは未経験だったので、リーダー役に対し不安と緊張があったが、
チームメンバーのまとまりや声を出し合っての協力などによって落ち着いて行うことができた。

 

今回、研修で初めてリーダーを経験したことによってリーダーの気持ちや責任感の大きさを
学ぶことができたので、今後も病棟のリーダーとメンバー間での報告・連絡・相談を
密にしていきたいと思った。

 

この研修では、迅速で確実なBLSが行われたうえでのALSが重要であることを学び、
そのなかで胸骨圧迫持続の必要性が最優先であることを実感した。

 

その理由として絶え間なく有効なBLSを行うことは、蘇生行為によって心拍は再開したが、
脳機能が回復しないということがないよう心停止中の脳の障害を軽減するために
もっとも重要なことであるということが理解できた。

 

気管挿管についての実習では、Drが挿管しやすいように介助するためにはDr役も演じたり、
直接介助にまわったりと実際の挿管場面は未経験だが、BLSを行いながらの挿管のタイミングや
直接介助の一連を学ぶことができたため、これから練習や実経験などで身につけていきたいと思った。

 

この研修を受けるまでは、病棟での急変時にリーダーの指示がないと自分は
何をするべきなのか迷い、戸惑うことが多かったが、今後の急変時では
自ら何をすべきなのか、優先すべきことは何かを考えられるようになった気がする。

 

この研修を通じて、BLSの重要性を再認識でき、そしてこの研修で得たものは
病棟での急変時に対応するうえで大切なものであるため、引き続き復習し、
知識を深め、経験を積んでいき自分のものにしていきたい。

 

最後に、やはり急変時は迅速に気づき対応することが重要であるため、病棟での患者観察、
モニター管理、巡診、そして予測をしっかり行い、一人でも多くの救命に関わっていきたいと
強く思った。

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